【第5回】SONチャリティ・ラインイベント「第7回エールラン」実行委員会インタビュー

今年もお台場を、有森裕子理事長と走ろう!

チャリティ・ユニファイド・ランイベントとしてすっかり定着した「第7回エールラン」が9月30日の土曜日、お台場パレットタウン内の「MEGA WEB TOYOTA CITY SHOWCASE」で開催される。(詳細はページ下部

180チームが参加する3時間リレー、知的障がいのある人とない人の混合チームが20チーム参加する3時間リレーユニファイド、そして、200組が参加する親子ランの3競技が予定されている。
スペシャルオリンピックス日本のドリームサポーター小塚崇彦さんら著名人も多数参加し、ゲストの方々が抽選に当たったチームの一員として走る新たな企画も予定。

今回はエールランのプログラム内容やコースレイアウト等、企画・準備から当日の運営にボランティアとしてご協力いただいているエールランの実行委員13人の中から3人をお招きして、エールランへの熱い思いを、存分に語ってもらった。


座談会参加者

─ 皆さんがエールラン実行委員会に参加されたきっかけを教えてください。

田中雅裕 / SCSK(株) 法務・総務・広報・CSRグループ
CSR推進部 CSR推進課長

田中 当時、社内で社員有志の社会貢献活動クラブ「Earth One」を立ち上げました。そのタイミングで2009年よりフレンドシップスポンサーとして、スペシャルオリンピックス日本(以下SON)をサポートさせていただいています。弊社事業拠点のある地域の競技会や、2010年に大阪、2014年に福岡で開催されたSON夏季ナショナルゲームなど、大きなイベントに社員がボランティアとして参加をしてきました。

2011年、前年のSON夏季ナショナルゲーム・大阪への支援のお礼にと、SON三井会長に豊洲にある弊社本社までお越しいただいた際、外の景色をご覧になり「この辺りでランニングイベントが出来たらいいですね」と仰り、それをきっかけにエールランの立ち上げに関わることになりました。

当時、豊洲はまだ人通りも少なく、広い歩道にランニングコースを取り易かったため、SONのスッタフの方と一緒に、走る距離やコース、ラインニングイベントの全体的なプログラム内容について意見を出し合いながら、素人集団でなんとか「第1回エールラン」を開催しました。第1回は、平日の夜に5キロを走っていただき、走り終えた後に弊社の食堂で懇親会を行う内容で、約150名のランナーに参加いただきました。

國信健一郎 / ソフトバンク(株) テクノロジーユニット 技術戦略統括 技術管理本部副本部長
(兼)業務推進統括部 統括部長

國信 私は、スペシャルオリンピックス冬季世界大会が長野で開催される前年の2004年からSON支援に参加しています。当時は(株)ウィルコムの社員としてPHSを提供する形のサポートでしたが、(株)ウィルコムがソフトバンク(株)になった現在もSONに関わらせていただいています。 エールランには、実行委員会にソフトバンク株式会社として、第2回から参加いたしています。初めてのエールラン実行委員会で、第2回エールランでは参加ランナーを前回の倍、300名以上にしましょうと言われ、ビックリしたことを覚えています。(笑)

久本 弊社は、1994年にSONが設立された時から、ケンタッキーフライドチキンの創設者であるカーネル・サンダースが生前、慈善活動に積極的に取り組んでおられた遺志を受け継ぎ、寄付やボランティア参加などを通してSONを支援させていただいています。そんな中、第4回からエールラン実行委員会に参加しました。各社から集まっている実行委員の皆様が素晴らしい方々なので、良い刺激を受けています。

久本尚美 / 日本KFCホールディングス(株) コミュニケーション本部企画広報部広報課

─  エールラン実行委員としてのやりがいはどんなところですか。

田中  第1回から携わっているというのもありますが、毎年、参加規模が大きくなっていくのは、実行委員として嬉しいですね。第1回では150名規模でしたが、第6回では1,500名以上へと10倍以上の規模になりましたからね。

國信 先ほども少しお話ししましたが、毎回、次回の目標として参加者人数と参加費のチャリティ合計金額が倍の数字になるようにと、エールラン実行委員会では大変な課題が与えられていますね。(笑)

でも、嬉しいことに、毎回目標を達成できているんですよね。

久本 エールランにたくさんの社員が参加するように、イントラネットで流したり、また、開催地付近の店舗にエールランのポスターを貼ったりしてきたので、お陰さまで、社内のSONの認知も広がりました。(笑)

國信 でも、本当にエールラン実行委員会で参加費からプログラム内容を決めていって、実際に運営までやるからね。仕事以外でいろんな企業の方と一緒に一つのことを成し遂げることは、貴重な機会でもあり、楽しいですね。

久本 エールラン実行委員会で「エールランというからには『どこのランニングイベントよりもエールを感じた』と言われる大会にしましょう」ということを共有し、自分でも「頑張ってください!」とか「あと少しですよ!」とかたくさん声をかけるようにしてきました。開催後、参加した方々からのアンケートで「たくさん声をかけてもらえて嬉しかった」という感想をいただくと、ランナーの方々に伝わったんだな、と思うと嬉しいですね。

─ 大変な部分はありますか。

田中 エールランは参加費の多くがSONの全国大会開催や世界大会への日本選手団派遣事業の支援費となるので、運営自体にはあまりお金がかけられません。多くの方にご参加いただきたいのですが、広告費をかけることもできないので、他のランニングイベントで主催者の許可を得て、チラシを配らせてもらったり、ポスターを掲示できる場所を探したりもしますね。

國信 お金をかけられないから、一週間前にSON事務局に集まって、表示サインボードを作ったりしましたね。

久本 募金箱も作りましたし、参加者に配る配布物の袋詰めもやりましたね。前日の設営でテントを立てたり、コース作りのカラーコーンを置いたりと。それが、楽しかったりもしますが!

田中 運営の部分もイベント会社の方が入ることはなく、我々がボランティア業務マニュアルなどを作り、当日の運営を行っています。ですから、毎回いろいろなことが起こります。国立競技場で行った第2回エールランの時は、400mのトラックをチームで周回したのですが、走者交代をスムーズにするため手前のコーナーで走者ゼッケンを読み上げ、無線で交代エリアの担当に伝え、交代エリアの次走者にアナウンスする段取りでした。しかし、ランナーが集団で来ると読み上げが追いつかず、混乱することも。また、多摩川で開催した第4回エールランの時は、5キロ先に物資を運んだり、ボランティアの方に移動してもらうのがエライ大変なことだと、その場で初めて気づいたり。事前準備の段階で、これで大丈夫と思っていたことが、想像以上に大変だったりしましたね。(笑)

─ では最後に、今年のエールランの告知をお願いします。

久本 ステージでのショーがあったり、チアダンスチームが踊ったり、そして、ボランティアの方々がコース沿道で応援したりと、ランナーの皆さんが元気に走っていいただけるよう、エールをたくさん送りますので、同僚やご家族とぜひご参加ください!

田中 今回もボランティアとして様々なゲストが参加してくださることになっています。ゲストの方々が抽選で当選されたチームの一員として一緒に走るなど、ゲストと参加者の皆さんが一緒に楽しめる企画を考えています。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

國信 私は運営側で、いろんな方々を見てきましたが、走っている方々は本当に楽しんでいます。チーム競技ですから、タスキをつなぐ交代する時のお互いの掛け声や応援、すべてが笑顔でつながっています。「エールラン」は、ただ走るというイベントではなく、楽しみながら走れるイベントなので、ぜひ参加していただきたいです。


募集要項

チャリティ・ユニファイド・ランイベント「第7回エールラン」

日 時

2017年9月30日(土) 10:00~16:00/ ※受付9:00~(予定)

会 場

MEGA WEB TOYOTA CITY SHOWCASE
東京都江東区青海1‐3‐12 ※お台場パレットタウン内

定 員

1)3時間リレー(定員:180チーム・参加費:4,000円/人)

  • 1チーム2~10名での登録(小学生以上)1.3kmの特設コースを周回
  • 完走証/計測/表彰あり
  • 交代自由、同じ方が複数回走ることも可

2)3時間リレーユニファイド(定員:20チーム・参加費:4,000円/人)

  • 知的障害のある人(1名以上)と知的障害のない人(1名以上)の混合チーム
  • 知的障害のある人とない人のチーム構成人数の割合に規定はございません。
  • 1チーム2~10名での登録(小学生以上)
  • 1.3kmの特設コースを周回
  • 完走証/計測/表彰あり
  • 交代自由、同じ方が複数回走ることも可

3)親子ラン(定員:200組・参加費:2,000円/組)

  • 大人1名+子供(3歳~小学生)2名まで
  • 1.3kmのコースを1周し、手を繋いでゴール

※完走証あり(計測/表彰はありません)