2009年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・アイダホ

大会総括

アイダホへの出発を目前に控えた2009年2月2日、東京都内で結団式を行いました。真っ赤なユニフォームを着た日本選手団は総勢87名(内アスリート61名)。ユニフォームに負けない熱い思いを胸に、SO独自のチームスポーツであるフロアホッケーを含めた全7競技に参加しました。

2月7日~2月13日の間、アメリカのアイダホ州ボイジ市で開催された「2009年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・アイダホ」には世界95カ国から2,000名のアスリートが参加、大会を支えたボランティアは5,000名を上回ります。

スペシャルオリンピックスの冬季世界大会では、雪と無縁の暖かい国からの参加者も多いことが特長です。アイスホッケーに似ている屋内競技の「フロアホッケー」の他にも、砂の上でスノーシューイング(カンジキに似たもの)を練習してきたアスリートも出場します。

この大会を通して、アスリートたちは、日常プログラムを通じて培ったスポーツに対する真摯な態度とスキルを十分に発揮することができました。これも多方面からご支援いただいた企業の皆様、日本選手団として準備をすすめる過程で支えてくださったボランティア、ファミリー、現地アイダホのボランティアなど、たくさんの優しさと思いやりのお蔭だと思います。ご支援、ご声援をいただきました全ての皆様、本当にありがとうございました。

ホストタウンプログラム

世界大会の際、大会前に開催国の一般家庭にホームステイ体験を行う「ホストタウンプログラム」。今大会でも、全選手団が参加しました。

60カ国の選手団を、アイダホ州内の32の市町村・地域が受け入れました。日本選手団はウィーザー(Weiser)の35軒にホームステイ。

学校訪問や、ウィーザーで行われたトーチランに参加したほか、地元の皆さんとキャンディ作り、博物館ツアー、羊牧場ツアーなどに参加しました。

ヘルシー・アスリート・プログラム

大会期間中にアスリートのヘルスケアも行いました。今大会では、Boise State Universityにて、目、耳、歯他6部門のスクリーニングが行われました。

グローバル・ユースサミット

グローバル・ユースサミットは、10代のスペシャルオリンピックスのアスリートと知的障害のないパートナーとのペアが参加し、ディスカッションを行ったり、リーダーシップスキル等を学ぶ場であり、今回は総勢140名が参加しました。

事前に宿題が課されており、そのテーマでグループディスカッションを行いました。また5名の代表者が、それぞれ生活している地域での活動内容を報告しました。通っている高校をスペシャルオリンピックスのバスケットボールの競技会会場にして競技会を開催したことを発表したグループや、Facebookというソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用して知的障害について認知活動を行い、メンバー登録1万人を達成したというグループなど、様々な活動が世界各地で行われていることが発表されました。

大会に関するお問い合わせ


お問い合わせは下記の連絡先までお願いいたします。

スペシャルオリンピックス日本事務局 大会担当