2024年度 ご支援・ご協力のお礼
本年もスペシャルオリンピックス日本(SON)への沢山のご支援、ご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
2024年は2月には、458名のアスリートが参加した「2024年第8回 スペシャルオリンピックス日本 冬季ナショナルゲーム」の雪上競技(北海道名寄市)と氷上競技(長野県長野市)を開催しました。2023年11月のフロア競技開催に続き、期間や地域を分けて開催する計画的な分散開催として実施しました。皆さまの力強いサポートのもと、無事に大会開催が出来ましたこと、御礼申し上げます。
急速に社会を取り巻く環境が変化している中、私たちSONは「持続可能な大会」や「社会に開かれた大会」を目標の一つとし、これまでの総合大会とは異なる試みにも取り組みました。知的障害のある人(アスリート)と知的障害のない人(パートナー)によるユニファイドスポーツ®・エキシビションの実施の他、氷上競技では、大会ナビゲーションを導入し会場からLIVE配信を行うことで、アスリートの活躍や魅力を発信し、SOの競技会を多くの皆様に楽しんでいただける取り組みを行い、大会を通じてインクルージョン社会の実現を体現しました。
現在、ナショナルゲームで活躍したアスリートやユニファイドパートナーから選ばれた「2025年スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会・トリノ」SO日本選手団は、合宿等を行いながら派遣に向けて準備を進めております。
さらに、本年はユニファイドスクール事業が、愛知県豊田市内の小学校3校でも取り組まれました。2023年は、スポーツ庁委託事業として長野県内の小学校3校で「障害の有無にかかわらず共に学ぶ体育授業の充実」として取り組みましたが、2024年は包括連携協定を締結している中京大学の学生やSONパートナー企業であるトヨタ自動車様、豊田市の皆様と協働し、授業内容等をさらに充実させることができました。2023年から継続している長野県駒ケ根市の小学校1校と合わせ全49時間368名の児童がユニファイドスクールに参加することができました。
その他、アスリートアンバサダー事業も第4期を迎え、これまで以上に、SONのパートナー企業・団体等、多様なステークホルダーとの協働・連携したリアルの現場での活動の機会をより多く創出していくなど、新たな挑戦も行っています。
“Be with all®”のスローガンのもと、スポーツ事業に加え、社会のさまざまな場面でインクルーシブ社会実現に向けた取り組みを企業・団体・教育機関等と展開しており、今後も新しい取り組みを実施していく所存ですので、2025年も引き続き、皆さまからの温かいご支援とご声援を何卒宜しくお願いいたします。
2020年から2025年までのアクションプラン(中長期計画)については下記資料をご参照下さい。
■アクションプラン2021-2025(中長期計画)