三井住友信託銀行株式会社とのパートナーシップ契約について/トップ対談掲載
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本は、この度、三井住友信託銀行株式会社との間でパートナーシップ契約を締結いたしました。
スペシャルオリンピックス(SO)日本の活動趣旨や“Be with all”の理念に共感いただいた三井住友信託銀行様と共に、年間を通じたSO活動を行ってまいります。
- パートナーシップ内容
プレミアスポンサー - パートナー先
会社名:三井住友信託銀行株式会社(Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited)
所在地:東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
代表者:取締役社長 大山 一也
W E B:https://www.smtb.jp/ - 支援内容
スペシャルオリンピックス活動への支援
本パートナシップ締結を記念し、SMTBの大山一也 社長とSON 平岡拓晃 理事長によるトップ対談を行いました。なぜパートナシップ締結に至ったかの背景や今後、両社が互いに活動に参画することで実現できるイノベーションについて語って頂いております。
このトップ対談を4章にわたって連載いたします。まずはSONの始まり、SO活動の特徴が語られた「Chapter1」をお届けします。
スペシャルオリンピックス日本とは
スペシャルオリンピックス(SO)の始まり、SOにしかない特徴
平岡理事長:スペシャルオリンピックスはアメリカで生まれました。創設者であるケネディ元大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバーが、姉のローズマリーに知的障害があったことから、知的障害のある人たちの可能性や能力を誰よりも信じ、自宅の庭を解放して知的障害のある人たちを招き、デイキャンプを行ったのが始まりです。アメリカでは認知度が高く、私は今、アメリカ人講師に英会話を習っているのですが、スペシャルオリンピックス日本のCEOだと話すと驚かれます。

スペシャルオリンピックスの特徴として、いつも聞かれるのは「「パラリンピック」と何が違うのか」ということです。パラリンピックは、全ての障害のある人が参加できる4年に一度の祭典ですが、知的障害のある人が参加できる競技は3種類しかなく、高い競技能力を競います。一方、スペシャルオリンピックスでは、オリンピックの競技に準じて、夏季は27競技、冬季は9競技が行われています。
特徴の一つに「ディビジョニング」というものがあり、年齢や性別、競技能力などが同程度になるようにクラス分けを行い、競います。順位に関わらず全員が表彰台に上がって表彰される「全員表彰」も特徴です。私も今まで色々なスポーツ大会に出ましたが、3位以上しか表彰されないため、そこに届かなかった時は、「それ以下はみんな一緒なのか」と思ってしまったものです。スペシャルオリンピックスでは、活動に参加する知的障害のある人たちは「アスリート」と呼ばれますが、アスリートは他人と比べるのではなく、自分の努力の過程に着目し、全員が表彰台に上がり表彰されます。 また、スペシャルオリンピックスは「オリンピックス」という複数形で表されますが、これは、日頃練習している回数や、年間の競技大会の数、そこに関わるコーチや支えるファミリー、そしてボランティアの皆さまの数を含めているからです。

ユニファイドスポーツ®というSO独自の取り組み
今、「ユニファイドスポーツ®」という、知的障害のある人とない人がペアやチームを組み、協力しあって一緒にプレイする形式が広がっています。障害のある人のためだけではなく一緒にwith usの世界を作っていきましょう、という方向に進んでおり、すごい勢いで世界に浸透してきているな、という印象を受けます。
また、スペシャルオリンピックス日本では、「Be with all」というスローガンを作りました。私が本日着ているこの柔道着にも入っていますが、社会に対するメッセージをどんどん取り入れ、ユニファイドにもかけて、アスリートもコーチもそれぞれの地域社会も共に成長していきましょうという思いを、この一言にまとめました。
次回「Chapeter 2」をお楽しみに!
写真提供:三井住友信託銀行、スペシャルオリンピックス日本
本件に関するお問い合わせ
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スペシャルオリンピックス日本 事務局