2013年スペシャルオリンピックス アジア太平洋大会

大会総括

今回、アジア太平洋地域で、初めてのリージョナル大会「2013年スペシャルオリンピックス アジア太平洋大会」は、2013年11月28日~12月7日にオーストラリア連邦 ニューキャッスルにて開催され、29の国と地域から2,500名の選手団が集結し、それぞれの技能を競い合いました。

スペシャルオリンピックス日本は今大会に、地区で結成されたバスケットボール3チーム、サッカー1チーム、計45名の日本選手団を派遣し、それぞれの練習の成果を発揮しました。

今大会は、2018年平昌オリンピックの開催地で、アスリートたちは憧れていた夢の舞台で世界のアスリートと持てる力を競い合いました。競技を終えて体全身をつかって喜びを表現するアスリートや悔しさのあまり目を赤くするアスリートもおり、世界の舞台に立ったことで感じた、広い世界で競い合う面白さや厳しさを味わいました。日本選手団は有森裕子団長、大和田誠副団長の下、それぞれが掲げた世界大会の目標に挑戦し、達成できたこと、できなかったことを経験し、次のステップに向かって新たなスタートを切ることができました。

大会概要

大会名称:2013年スペシャルオリンピックス アジア太平洋大会英文:Special Olympics Asia Pacific Regional Games-Newcastle 2013
開催時期:2013年11月28日(木)~12月7日(土)ホストシティプログラム 11月28日~30日開会式 12月 1日競技会 12月 2日~6日閉会式 12月7日
開催地:オーストラリア連邦 ニューキャッスル
参加者選手団・・・・・・29ヶ国・地域より2,500人以上ボランティア・・・3,500人
日本選手団45名団長 大和田 誠 (スペシャルオリンピックス日本 理事)アスリート 30人コーチ・スタッフ 14人
実施競技/会場9競技を実施
  • 水泳競技: The Forum (University of Newcastle)
  • 陸上競技: Hunter Sports Center
  • バドミントン: The Forum (University of Newcastle)
  • バスケットボール: Broadmeadow Basketball Stadium
  • ボッチャ: Charlestown Bowling Club
  • ボウリング: Newcastle Super Strike
  • サッカー: Newcastle Sports Ground No.2、No.4
  • 卓球: Broadmeadow Basketball Stadium
  • クリケット: Newcastle Sports Ground No.1
  • 日本選手団は2競技(バスケットボール / サッカー)に参加
その他イベント
  • ホストシティプログラム
  • 国際法執行者トーチラン®
  • ヤングアスリート
  • ヘルシー・アスリート®・プログラム
  • ユニファイド・スポーツ®
  • グローバルユースアクティベーションサミット

日本選手団競技結果

<バスケットボール>

地区スペシャルオリンピックス日本・栃木
アスリート坂巻 剛士、髙橋 和伯、秋山 裕昭、吉沢 拓也、松本 尊、荒井 由秋
コーチ佐々木 俊郎、日下 拓野、星野 彩香
競技結果ディビジョン1 ‐ 4位

ディビジョン1 (オーストラリア①、オーストラリア④、オーストラリア⑤、日本(栃木))

  • SO日本(栃木) 41 – 50 SOオーストラリア④
  • SO日本(栃木) 40 – 55 SOオーストラリア⑤
  • SO日本(栃木) 26 – 61 SOオーストラリア①

3位決定戦

  • SO日本(栃木) 23 – 45 SOオーストラリア④
地区スペシャルオリンピックス日本・東京
アスリート春日 敦志、熊谷 武広、小松 拓矢、等々力 弘樹、富澤 稔、中野 亮、古山 永太郎、
三上 隼人、門戸 誠利、吉田 進
コーチ古野 庸一、志岐 昭学、吉田 聡、増田 絵里
競技結果ディビジョン2 ‐ 2位

ディビジョン2 (オーストラリア②、インドネシア、フィリピン、日本(千葉)、日本(東京))

  • SO日本(東京) 25 - 47 SOフィリピン
  • SO日本(東京) 42 - 28 SOオーストラリア②
  • SO日本(東京) 60 - 45 SOインドネシア
  • SO日本(東京) 48 - 11 SO日本(千葉)

決勝戦

  • SO日本(東京) 45 - 75 SOフィリピン
地区スペシャルオリンピックス日本・千葉
アスリート明石 和弘、阿部 航祐、小川 雅貴、荻野 翔、菅田 拓哉、土井 隆平、樋山 高志、
増住 洋亮
コーチ樋口 光、井上 祐介、小川 瑞貴
競技結果ディビジョン2 ‐ 5位

ディビジョン2 (オーストラリア②、インドネシア、フィリピン、日本(千葉)、日本(東京))

  • SO日本(千葉) 21 - 59 SOフィリピン
  • SO日本(千葉) 42 - 48 SOインドネシア
  • SO日本(千葉) 38 - 40 SOオーストラリア②
  • SO日本(千葉) 11 - 48 SO日本(東京)

<サッカー>

地区スペシャルオリンピックス日本・長崎
アスリート大石 透、桒子 翔、中村 章彦、森内 光、鈴木 勇希、加藤 貴史
コーチ若山 誠、宮崎 隆夫
競技結果ディビジョン1 ‐ 4位

ディビジョン1 (ブルネイ、インドネシア、東ティモール、日本(長崎))

  • SO日本(長崎) 2 - 7 SOインドネシア
  • SO日本(長崎) 1 - 5 SOブルネイ
  • SO日本(長崎) 1 - 6 SO東ティモール

3位決定戦

  • SO日本(長崎) 2 - 3 SO東ティモール

開閉会式

今回アジア太平洋地域で、初めてのリージョナル大会が開催され、29の国と地域から2,500名の選手団が国際大会を経験。開会式はHunter Stadiumで開催され、閉会式はForeshore Parkを選手団がパレードするなど盛大に行われた。

大会アンバサダー 中田英寿氏

本大会の大会アンバサダーとして元サッカー日本代表の中田英寿さんが大会に参加されました。中田英寿さんはスペシャルオリンピックス・ユニファイド・スポーツ®(健常者と知的障害のあるアスリートが混合チームを組み競技を行うプログラム)のサッカーの試合に出場しました。日本選手団アスリートの鈴木勇希さんも中田英寿さんと同じチームで試合に参加し、試合後半、中田英寿さんからのパスを受け、ゴールを決めました。鈴木さんは「中田さんからのパスを決めることができて、とても嬉しかったです。」と述べ、忘れられない思い出を作ることができました。また、中田さんのサッカークリニックも行われ、各国から大会に参加したアスリートたちは、ドリブル、パス、シュートなど貴重な指導を受けました。
そして、中田さんは日本選手団が宿泊するアスリートビレッジにも訪問され、日本選手団のアスリート、コーチから、海外でプレーするための技術やメンタルについての質問等に丁寧に応えてくださいました。

特別協賛

会式等で日本選手団が着用する式典用共通ユニホームをご提供いただきました。

アディダスジャパン株式会社
日本選手団が移動、ウォーミングアップ時などで着用する共通ユニホームをご提供いただきました。

ソフトバンクモバイル株式会社
大会期間中の日本選手団スタッフの連絡手段や広報活動としてiPadをご提供いただきました。

日本航空
日本選手団の渡航サポート、そして搭乗ゲートでの結団式にご協力いただきました。

東京マラソン2013チャリティ“つなぐ”
東京マラソン2013チャリティ“つなぐ”にてご寄付いただきました寄付金の一部を今大会の日本選手団派遣に活用させていただきました。

大阪マラソン2013
大阪マラソン2013にてご寄付いただきました寄付金の一部を今大会の日本選手団派遣に活用させていただきました。

第3回エールラン
第3回エールランにご参加いただいたランナーの皆様からの参加費の一部を今大会の日本選手団派遣に活用させていただきました。

大会に関するお問い合わせ


お問い合わせは下記の連絡先までお願いいたします。

スペシャルオリンピックス日本事務局 大会担当