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アスリートストーリー

チームの絆を胸に世界へ挑戦 No.2

チームの絆を胸に世界へ挑戦

今回、アジア太平洋地域で、初めてのリージョナル大会「2013年スペシャルオリンピックス アジア太平洋大会」は、2013年11月28日~12月7日にオーストラリア連邦 ニューキャッスルにて開催され、29の国と地域から2,500名の選手団が集結し、それぞれの技能を競い合いました。
スペシャルオリンピックス日本は今大会に、地区で結成されたバスケットボール3チーム、サッカー1チーム、計45名の日本選手団を派遣し、それぞれの練習の成果を発揮しました。今大会に参加し、海外のアスリートと試合をしたことで、アスリートそしてコーチたちは、新たな目標が見つかるなど、とても貴重な経験となりました。
今回のアスリートストーリーでは、大会に参加した各チームのキャプテン、ヘッドコーチの感想を紹介します。
また、今回のアスリートストーリーはアジア太平洋大会に参加したアスリート特集として、海外選手団のスペシャルオリンピックス活動についてもインタビューしましたので併せて紹介します。

坂巻 剛士 / 佐々木 俊郎(バスケットボール / SON・栃木)

坂巻 剛士(スペシャルオリンピックス日本・栃木 キャプテン)

長い大会でした。
コアラを見ることもできましたが、大会では壁を感じました。
そして、改めて、チームに何が足りないかが分かりました。
栃木のチーム以外のみんなとも仲良くなれ、良かったと思いました。
みなさん、ありがとうございました。

佐々木 俊郎(スペシャルオリンピックス日本・栃木 ヘッドコーチ)

今回、アジア太平洋大会に参加させていただいて、一番の収穫は何と言っても「栃木チーム」として参加できたことです。普段一緒に練習している仲間と一緒に参加できたことは、初めて海外へ行くという不安や11日間も家族と離れ生活する不安を和らげてくれたことと思います。また、選抜チームである「TEAM JAPAN」には選ばれないようなアスリートも海外アスリートと試合ができたことも良い経験となったと思います。
私個人としては、多くの面で海外と日本の違いを感じました。バスケットボールでは栃木チームはDivision1に入ることができましたが、他の3チームとの体格の違い、スピードやスキルなどの運動能力の違いを嫌というほど感じさせられました。また、競技以外のところでは、ニューキャッスルの人々のSOに対する関心の高さに驚きました。特に約6,000円の入場料を支払って何万人もの人がSOの開会式を見に来るなどということは、日本ではとても考えられないことです。
最後に、今回のアジア太平洋大会に参加して沢山のものを得ることができました。アジア太平洋大会に参加するにあたって、ご尽力、ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。

中野 亮 / 古野 庸一(バスケットボール / SON・東京)

中野 亮(スペシャルオリンピックス日本・東京 キャプテン)

まず何事もなく無事に帰って来られて良かったです。
海外選手たちとの交流やいろいろなことができ、楽しい思い出ができ、とても良い経験ができました。
個人的にはコアラやカンガルーなどの動物とのふれあいや現地の人と話したり、現地の町を見たり、とても楽しかったです。
我々東京チームはディビジョン2で2位という結果を残せました。
優勝はできませんでしたが、得たものが多い11日間でした。
関係者の方やコーチの皆さんからの指導や、ファミリーの方々の応援ありがとうございました。これからは各プログラムに戻りこの経験を生かし、もっとうまく、もっと強くなっていけたらと思います。

古野 庸一(スペシャルオリンピックス日本・東京 ヘッドコーチ)

11月28日~12月8日までの11日間、慣れない土地、夏冬逆転の気候、慣れない集団生活にも関わらず、病気・けがすることなく、ディビジョン2において、銀メダルを獲得。それ以上に、それぞれが忘れられない思い出がつくれたアジア太平洋大会であった。
アジア太平洋大会に臨むにあたって、チーム全体の目標は、大きく二つ。「パス・キャッチ・ドリブル・シュートなどの基本プレーができるようになること」と「チームプレーができること」。
実際、大会を振り返ってみると、トラベリングしがちだったアスリートのトラベリングはゼロ。単純なドリブルミス、パスミス、キャッチミスはほとんどなく、大きな成果であった。
チームが負けているときに、うまい選手が個人プレーに走り、自滅し、他責にしがちであったが、最終的には、チームで戦い、優勝決定戦では負けたものの、チームとしての実力を出し切り、さわやかな負けを味わえたことが何よりも進歩であった。

James Stokes(SOオーストラリア アスリート)

僕はスペシャルオリンピックスオーストラリアのサッカープログラムに4年間参加していて、今大会は初めての国際大会になります。海外のチームと試合をして感じたのは、各国の特徴を活かしたサッカーをするので、僕にとってとても貴重な経験になっています。例えば、細かいパスをつなぐ素早いサッカーやドリブルを中心としたサッカー、体格を活かしたフィジカルサッカーなど、海外のチームと対戦しなければ経験することができなかったと思います。直ぐには、真似はできないと思いますが、それぞれのサッカースタイルの良い部分を取り入れていき上手くなっていきたいです。
また、スポーツを通じて海外のアスリートと交流ができ、友達がつくれ、とてもスペシャルな経験をしていると実感しています。そして、スペシャルオリンピックスの活動に参加すれば、スポーツを通じて僕(知的障害者)と健常者との障害の有無について忘れさせてくれます。知的障害者を理解してくれる健常者もいますが、理解してくれない人もいます。僕は、皆がスペシャルオリンピックスの活動に参加して、沢山の人と出会い同じ立場で交流したいと思っています。そんな風に感じさせてくれるスペシャルオリンピックスは僕にとって最高の場所です。

Palileo, Israel George E. / Samson, Kaye Chastine B.(SOフィリピン コーチ)

私はこれまでスペシャルオリンピックスの活動を知らなかったのですが、叔母からの紹介で今大会のコーチになりました。
フィリピンでは知的障害者へのサポートは充分とは言えなく、知的障害者の学校や施設は数が足りていません。そのため、スペシャルオリンピックスの活動も理解されず、あまり知られていないため、大会に参加するためのファンドレイジングはとても大変でした。今回、ローカルガバメントから支援をいただき、また地域の企業にも手紙とアスリートたちの写真を送付し、なんとか選手団派遣の支援をいただくことができました。選手団のすべての費用の資金は集まらなかったので、まかなえなかった部分はアスリートたちの個人負担で参加しています。けれども、参加したアスリートたちは、この大会を思いっきり楽しみながら海外のアスリートと試合をしています。今大会に参加したことで、学ぶことも多く、また、それぞれの自信にも繋がったと思います。
彼らの活き活きとしたプレーを見ていると、私たちが彼らに何かをしているのではなく、彼らが私たちに元気や幸せ与えてくれていると感じました。今回のリージョナル大会に参加して感じたスペシャルオリンピックスの活動の素晴らしさをフィリピンに帰り、伝え、2015年の世界大会では多くの人たちに応援していただき、多くのアスリートたちが参加できるようにしていきたいと思います。

【大会に関するお問い合わせ先】

スペシャルオリンピックス日本事務局 大会担当
Tel:03-6809-2034/Fax:03-3436-3666
Mail:son_cc@son.or.jp

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