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アスリートストーリー

Team Nippon 2013 ~奮闘記録~ No.3

Team Nippon 2013 ~奮闘記録~ No.3

2013年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・ピョンチャンに出場する日本選手団アスリートにフォーカスする世界大会特別企画!
大会前の「Team Nippon 2013 ~ピョンチャンへのチャレンジ~」に引き続き、日本選手団が世界大会で感じた経験談を紹介する「Team Nippon 2013 ~奮闘記録~」をシリーズで毎月お届けします。
今回最後となる「Team Nippon 2013 ~奮闘記録~ No.3」は、アルペンスキーの葛西沙織さんとスノーボードの橋本壮史さんの世界大会での経験談を紹介します。

アルペンスキー
葛西 沙織(SON・青森)

1月26日~2月5日、約10日間の冬季世界大会・ピョンチャンに行きました。最初の4日はソウルに滞在しました。スキー滑る前のホストタウンプログラムです。1月29日に開会式に出て、1月30日からアルペンスキーの競技会です。
今回の世界大会について、本当は行きたくなかったです。なぜかと言うと、私の右目は、白内障で、視力が弱くてほとんど見えないからです。
今から4年前、アメリカ・アイダホの時も行くのを迷っていましたが、夢を叶えるため行くことにしました。今回のピョンチャン世界大会を最後の大会にしようと、自分の中で決めていました。少し無理をしてしまったけど、アルペンスキーを滑りたい気持ちがあったからです。いろいろな気持ちがありましたが、『全力を出してベストで滑るぞ!』
スーパー大回転(スーパージャイアントスラローム)で金メダル、GSL(ジャイアントスラローム)で銅メダル、スラロームで銀メダルをとれました。みなさんのおうえんのおかげです。4年前のアイダホと今回の大韓民国ピョンチャン世界大会に出場してまんぞくです。実は私にはおつきあいしている彼氏がいて、彼が私に言った言葉が私のせなかをおしてくれたと思っています。『夢を持つんだ。かならず叶うから。前を見て最後まで走りぬけろ!』この言葉が良い結果につながったと感じています。
自分はスペシャルオリンピックスのアスリートで本当に幸せです。私はスペシャルオリンピックスが大好きです。挑戦するのは怖いけど、『全力を出して勇気を持ち、ベストを尽くしたい』それが私のお好きな言葉です。たとえハンディがあっても、ぜったいに夢が叶うと信じています。

葛西 卓爾(父)

さまざまなプレッシャーの中、今大会出場を決断し、大会では恐れず最後の一本まで全力で戦った娘の沙織に「おめでとう、感動をありがとう」。そして、団長、副団長、アドバイザー、コーチ、ボランティアの皆様がまさに総力でサポートしてくださりありがとうございました。今大会は私どもにとって心に残る最高の大会でした。
今大会で得たさまざまな体験を、今後の人生に生かしてもらいたいと思っています。

大黒 伸一(ヘッドコーチ)

葛西さんは、世界大会2回目ということもあって、私たちよりも落ち着いた様子が伺え、マイペースで荷物の運搬、スキー、ブーツ等を自分で責任を持ち対応していました。スキーもコーチの指示を理解し、トレーニング中、上手に滑ることも出来ていて結果、全種目のメダリストとなり、我々コーチも一緒に大喜びしました。
また、海外のアスリートとの交流やピンバッジ交換では、自ら話しかけてピンバッジを交換していました。 そして、現地のラジオ放送のインタビューでも、しっかり質問に答えていたことに感心しました。

スノーボード
橋本 壮史(SON・福岡)

今回3回目となる世界大会は、自分より速い人が沢山いたので悔しかったです。今回は写真をたくさん取ることが出来ました。初めて会うボランティアさんといっぱい話すことが出来ました。今後の目標は、今大会は銀メダルでしたので、今後の世界大会に備えて、体を鍛え、練習を頑張りたいです。

橋本 喜次(父)

壮史がスペシャルオリンピックスと出会ったのは12歳の時、スポーツを通じで明るくなり、家族以外の人と接することに慣れて来るのが分かりました。そして26歳になる今年、幸いにも世界大会に出場させていただくことが決まり家族で喜び、息子の晴れ舞台を見に行きました。壮史は世界大会に参加できたことの嬉しさを爆発させているようで、スノーボードで滑る姿はキラキラと輝いていました。今大会の銀メダルそして経験は壮史の一生の宝です。これまでお世話になったコーチ、ボランティアの方々や会社の皆様に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

橋本 久子(母)

壮史は銀メダルを獲ることができましたが、本人は目標の結果を得られず、悔しい思いをしたようです。以前はこういうとき、ふてくされることが多かったのですが、今回は自分で気持ちを切り替えており、成長を感じました。今大会を通じてハングル語に興味を持ち勉強しており、息子の関心の世界が広がり、新しいことにチャレンジして自分で自分を成長させようとする息子の意欲を親としても嬉しく思います。そして大勢の方々に支えられていることに感謝をし、これからは一人でも多くの人にSOの話をしていくのが恩返しだと思いました。本当にありがとうございました。

沖 大介(ヘッドコーチ)

チームスノーボードはアスリート2名,コーチ1名と小さな選手団。橋本君は今回で3度目の世界大会となるベテラン選手。過去2大会では金メダルをとっていましたが、今大会では金メダルはとれず、1種目では8位を経験しました。8位の時はさすがにショックを隠しきれない様子でしたが、しばらくすると「コーチ!もっと速くなりたい」「もっと教えてください」と懇願してきました。長年一緒にプログラムをやってきましたが、ここまで懇願されたのは初めてのことでした。この経験は,人間的にも競技者としても彼を成長させました。今後のプログラムや競技会が楽しみです。

【大会に関するお問い合わせ先】

スペシャルオリンピックス日本事務局 大会担当
Tel:03-6809-2034/Fax:03-3436-3666
Mail:son_cc@son.or.jp

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