2014年第6回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・福岡


大会会長挨拶

ローカルナビゲーション
  • 大会会長挨拶、大会副会長挨拶、大会実行委員長挨拶
  • アスリートインタビュー
  • 大会サポーター応援メッセージ

スペシャルオリンピックス日本公式応援ソング『HOPE & DREAMS』特別対談 MISIA×有森裕子

MISIAさんが歌う『HOPE&DREAMS』が、スペシャルオリンピックス日本の公式応援ソングに決定しました。それを記念して、特別対談が実現。お二人の、歌やスポーツにかける思いをお話いただきました。

「普通の社会で頑張っている人と共感してもらえる、私たちとつないでくれる曲だと思ったんです」
―― 有森

有森スペシャルオリンピックス日本(SON)の活動を特別な存在ではなく、普通の社会で頑張っている人たちに共感してもらえる、思いをつないでくれる曲を投げかけたいと思っていました。それがまさに、公式応援ソングにさせていただいたMISIAさんの『HOPE & DREAMS』でした。

MISIA私は、夢を持つということは、未来を描くことだと思うんです。でも、今は絶対的な結果と周りから決められたイメージによって、夢をあきらめてしまうことが多いような気がしていて。でも、やっぱり「こうなりたい」と未来への夢を見ることはものすごく大きな力を生むので。そこで、自分自身も含めて、聴いてくださった方たちの力になれるような、勇気がわくような歌を、このメロディーに乗せて伝えられたらなと思って歌詞を書いた曲だったので、応援ソングになりすごくうれしかったです。一人でも多くの人が、この曲で踊ったり元気になってくれたりすると、本当にうれしいですね。

「上手に馬とコミュニケーションをとる子どもたちに、感動します」―― MISIA

有森MISIAさんは、以前から乗馬がお好きで、障害者乗馬のサポートもされていらっしゃいますよね。

MISIA私も理事をしている一般財団法人mudef(ミューデフ)が、障害者など特別なニーズがある人を対象にした乗馬プログラムを運営している団体EFP(Equine Facilitated Project)をサポートしているんです。それで障害者乗馬のことを知り、そこに参加し頑張っている子どもたちからSOの話も聞いていました。
乗馬は、馬と人とがコミュニケーションしながら競技するスポーツなんですね。「馬が今、どういうこと感じているのかな、楽しいのかな、悲しいのかな、怒っているかな、私の気持ちが通じているかな、あ通じた!」と、運動をするというだけではなく、コミュニケーションによってものすごく感動するスポーツだと思っています。例えば、馬は右に行きたくないと思っているのに、右に行かせようとするとき。馬はわがままで行きたくないのではなく、危険なものが右にあるとか、怖いと思うものがあるとか。そういうことを馬の表情で通じ合えたとき、とても嬉しいですよね。大人顔負けでものすごく上手に馬とコミュニケーションをとっている子どもを見ると、本当にすごいなあと思います。それまで、人と人とのコミュニケーションが得意ではなかった子どもも、乗馬を通してそれが改善することもあると聞いて、馬の力も、スポーツの力も、すごいと。

有森本当に、そうですね。まだ一部の地域ですがSOでも馬術の競技があります。また、今大会にはエキシビションで馬術が実施され、今後全国の地域に根付いていってほしいと思っています。

MISIAものすごく体を動かすので、リハビリにもなりますよね。障害者乗馬では、馬の上で子どもたちが踊ることがあるんです。私の曲も使ってくれていることがあって、手綱を持たずに、楽しそうにリズムに乗って踊るんですよ。

有森すごい! バランスをとるのが難しいですよね。

MISIAそうなんです。見ている親御さんがたまにご自分もやってみようとして、全然できない(笑)。そうすると、うちの子すごい!ってなるんです。こんなことができるんだと感動して、子どもたちも「そうでしょ? すごいでしょう?」って、自信につながることもあるようですね。ただ、日本は乗馬人口が多くないので、馬の飼育にもお金がかかります。そういう現状を知って、子どもたちのためにサポートしてくださる企業さんもあって。もう2年もサポートをいただいています。それで子どもたちの世界が広がるというのは、とても素敵なことだなと思っています。

「スポーツからもらえる感動は、すべてのオリンピックで同じです」――有森

MISIA有森さんは、オリンピック、スペシャルオリンピックスを経験されて、大会が違っても、スポーツから得ているものすべてに差はないとおっしゃっていましたが。

有森 はい。以前まだ私がSOと直接関わりを持たなかったとき、「SOはオリンピック、パラリンピックとは違う」と聞かされて違和感があったんです。その時、何が違うのか、私は見つけられなかった。
スポーツには、「すごい記録」と、「すごい記憶」があると思っています。それで人は、スポーツから大きな感動をもらうんです。アイルランドで行われたSOの世界大会に初めて行ったとき、バスケットボール会場で、日本選手が決勝で負けてすごく悔しがって泣いていたんですね。そのとき、そうだよねって思いました。一生懸命頑張って、悔しくて。でも、そういう姿を見せられるから、人は感動して、記憶にも残る。何も違わない。違うものがあるとしたら、驚異的な記録が生まれないことですね。でも、見ている人が持つ感覚や、やっている人が持つ感覚は何も変わりません。一生懸命だし、全力だし、それを見て感動するし。で、今、やっています(笑)。

MISIAスポーツマン精神を感じます(笑)。SOはもしかしたら、一番そう感じるのかもしれませんね。「スペシャル」の意味は、本当はそういうことなのかなと思いました。

有森知的障害者といっても、何も変わらないんです。純粋ですけど、わがまま言うし、ずるもするし(笑)。スポーツするときは全力だけど、練習ではちょっと怠けたりが当たり前にあるし、当然です。彼らは面白い。もっと普通に考えて、当たり前に接してもらえる機会が増えるといいなと思っています。

MISIA知的障害のある方々と接する機会がなかなかないのが現状ではあります。私は乗馬を通じてそうした機会をいただきましたが、SOを通じてコミュニケーションをとる機会が得られるというのは、お互いが元気になれる素敵なことだと思います。私も、すごく力をもらっていますので。

有森うれしいですね、そう感じていただけると。残念ながら、そういう機会はまだ少ないですよね。特別な環境に行かないと出会えないし、知らない。もっと私たちもアピールして、自分たちのところに来てもらうのを待つばかりではなく、一般の人とアスリートがつながっていく機会も作っていけたらと思っています。

「開会式では、希望と夢がたくさん心にわくように、心を込めて歌います」――MISIA

MISIA私は、子どもは大人の社会の鏡だと思うんです。子どもが泣いていると、大人も泣いている。子どもが笑っている社会はすごくいい社会。

有森そうですね。良いことも悪いことも、まさに子どもは大人の鏡。自分自身を振り返ってみても、大人に導かれてきたことが多かったと思います。私は、すごく大人に支えてもらったと思うのですが、本来できたはずなのにできなかったという人もたくさん見てきて、そういうことが少しでも減っていくといいなと思うんです。子ども時代の環境や経験は、大人になったときに大きな影響を与えると思います。だからこそ、大人も子どもも、どちらも笑顔でいられるような現場を作っていきたいと思っていて、SOのような活動にもつながっていると思います。

MISIA私も、子ども時代の経験や環境が大きく影響するというのを実感します。私自身、長崎に生まれて平和教育を受けたり、自然が豊かな中で育って環境に意識がいったり、ソウルミュージックが好きでアフリカのことを知ったりということが、今につながっていますし。なので、様々な社会貢献活動に関わらせていただく際、やっぱり「子ども」に関することには敏感になります。それと、「共に生きる」ということを大事にしたいと思っています。SOのマークも人と人が手をつないでいる絵柄ですよね。大会開会式のアスリート宣言にも、「たとえ、勝てなくても、頑張る勇気を与えください」という言葉があって、その言葉から「くじけそうになってしまったときも、周りが頑張れ、と応援するのが力になって、最後まで力を出す」そんな思いが伝わってきて、すごく素敵なメッセージだと思います。

有森私の中で、「教育」は、「共育」という字だと思っているんです。SOもそうですし。今回の福岡大会では、ぜひそんな様子も感じていただければと思います。大会会場で、アスリートが本気で悔しがったり、喜んだり。そんな場面にたくさん出会えると思います。そういうのを見ると、私も頑張らなくちゃって思うんです。MISIAさんも、お時間許す限り、ぜひ楽しんでいってください。

MISIAありがとうございます。大会開会式では、アスリートの皆さんの希望と夢がたくさん心にわくように、心を込めて歌いますので、最後まで一生懸命競技を楽しんで頑張ってください。応援しています。

- MISIA –
ミュージシャン。長崎県生まれ。その小さな体から発する5オクターブの音域を誇る圧倒的な歌唱力を持ち、世界中の人々を魅了する「Queen ofSoul」と呼ばれる日本を代表する女性歌手。一般財団法人『mudef』(www.mudef.net)を通じたアフリカ支援や環境保全活動などが評価され、2013年にはTICAD V名誉大使を務めた。
2年前からはmudefを通じて、特別なニーズがある子どもたちやその家族を対象にした乗馬プログラムを支援している。

大会サポーターの皆様に応援メッセージ

王貞治様 (福岡ソフトバンクホークス株式会社 取締役会長)

私は野球をやってきましたが、野球をやってきて良かったと思うことは、自分の才能に目覚めたこと、そして「チャレンジする」ということを素晴らしいことだと気づかせてもらえたことです。知的障害のあるアスリートの皆さんもスペシャルオリンピックスの活動に参加することで、そういうものを感じてくれるのではないかと思います。私たちは子供のときチャレンジする場を与えられてきましたが、今度は私たちがそういった機会を与えていく時が来たと思っています。今回この大会に関わらせてもらうことができて大変嬉しく思っています。スペシャルオリンピックス2014福岡に一人でも多くの方に参加いただき、皆さんで力を合わせて盛り上げていきたいと思います。

森理世様 (ミス ユニバース 2007)

私はスペシャルオリンピックス日本ドリームサポーターとして、これまで様々な大会やイベントに参加させていただき、大会でアスリートの皆さんが一生懸命に競技に取り組む姿に感動を受けましたが、それ以上に大会の前と後でのアスリートたちの成長ぶりに感動したことを強く覚えています。大会での目標をやり遂げたアスリートたちの表情から、大会へ臨むために日々のトレーニングに励んできた様子が伝わり、大会を終えた後の一回りも二回りも大きくなったアスリートたちの頼もしい姿に心を打たれました。また、大会を支えるボランティアの方々の存在の大きさにも驚かされ、大会ではアスリートたちの夢と希望、そしてボランティアの方々の心が一つになり大きな感動が生まれました。今回その感動を福岡から日本中に、そして世界中に届けられる大会になるよう全力で応援したいと思います。

北澤豪様 (元サッカー日本代表)

世の中に生きている中で、自分に何か出来ることはないかということで、今回こういったチャンスをもらったことを嬉しく思っています。私はスペシャルオリンピックスの活動に以前から関わらせていただいて、アスリートの頑張る姿に感動し、この活動の素晴らしさを知っていますが、なかなか認知されないと伺いました。日本は2020年に東京オリンピック・パラリンピックを開催するスポーツ大国であるならば、すべてを含んだスポーツが盛んに行われるよう、スペシャルオリンピックスの活動も、もっと広がらなくてはならないと思っています。2014年に福岡でスペシャルオリンピックス日本の全国大会が開催されます。福岡の皆さん、そして全国の皆さんと一緒にこの大会が日本中に広がる大会になるよう、ぜひご協力宜しくお願いします。

柴田亜衣様 (アテネオリンピック競泳金メダリスト)

私は2011年からスペシャルオリンピックスに関わらせていただいて、アスリートたちの競技に取り組んでいる姿を見ていつも思うことは、とにかく楽しみながらスポーツをされているということを一番に感じます。私が現役の時にスペシャルオリンピックスのアスリートの活躍する姿を見ていたら、もっともっと水泳に対しても楽しむことが出来ていたのではないかなと思うぐらいアスリートたちの輝く姿は印象的です。
今大会は、世界大会への選考も兼ねていますが、アスリートの方々には、まずは楽しんで競技に取り組んでいただきたいと思います。また、私個人のことですが、今大会で使用される福岡西市民プールは学生時代の大会でよく泳いだ思い出の場所でもあるので、一緒に大会を盛り上げていけたらと思います。

中本健太郎様 (株式会社安川電機陸上部)

先日、私はマラソン大会に参加し、そこでスペシャルオリンピックスのアスリートが走っている姿を見ました。そのとき、アスリートがゴールを目指してひたむきに走っていている姿に私は強く心を打たれました。私だけでなく一緒に走ったランナーの方、ボランティアの方、そして沿道で応援された方、皆さんが心を打たれたものと思います。来年2014年、スペシャルオリンピックス日本が福岡で開催されますが、皆さんでこの大会を作り上げることで日本中が感動に包まれると思います。私はスペシャルオリンピックスのアスリートにエールを送ると共に現役の選手として私自身も成長していきたいと思います。